尿漏れでお困りのあなた、「ほんの少しだし、病院に行くほどでもないかな~」と思い、諦めていませんか?
その尿漏れは、実は、加齢に伴い、ひどくなる可能性があります。
尿道は、骨盤筋膜腱弓というハンモックのようなしっかりした組織の上にあります。そのハンモックと上からかかる腹圧でサンドイッチされて、尿道は適切に締められ、尿は漏れないようになっています。
その尿道を下で支えてくれているハンモックが、ピンと張れるように引っ張っていてくれるのは、骨盤底筋群です。(骨盤底筋群は骨盤の一番下にあり、内臓を支えてくれたり、尿漏れを防いだりしてくれる筋肉です。経膣分娩時に最もダメージを受け、産後に尿漏れが起こりやすくなります。)
骨盤底筋群が弱くなると、ハンモックがピンと張れず、尿道がゆるゆるになって尿漏れしやすくなります。
さらに、ハンモックの下を支持ているのは、膣になります。ここから、びっくり!膣も加齢と共に、萎縮すると論文発表されているとのこと!ハンモックの下を支持している膣が萎縮してしまうと、尿道はさらにゆるゆるになってしまいます。
骨盤底筋群が弱まり、ハンモックがピンと張れず、加齢にて膣が萎縮して支持が弱くなると、尿漏れ・頻尿もひどくなってしまうのです。
出来るだけ早いうちから、骨盤底筋群の正しい収縮感覚を取り戻し、トレーニングしていく必要があると思います。
年齢を問わず、骨盤底筋群のトレーニング効果はあると論文でも言われていますが、お体に症状がある方は、骨盤底筋群が正しく収縮出来ていない方が多いなという印象です。トレーニング方法が間違ってしまうと、せっかくやっているのにもったいない!さらに、間違ったトレーニングは、余計に症状を悪化させてしまう可能性もあるので要注意です!
当スタジオでは、尿失禁ケアセラピスト養成コースで修得した、骨盤底筋群に繋がる足やお腹の筋膜調整を行い、骨盤底筋群の正しい収縮感覚・収縮力を取り戻してから、トレーニングを行います。
ちなみに!骨盤底筋群のトレーニング、お尻の力を使って、肛門をぎゅっと絞めて行っていませんか?「テレビで見たから、練習してました~!」っというお客様が非常に多いのですが、実は尿漏れがある方には、適切でないと私は考えます。
骨盤底筋群が正しく働けている方には上記の方法も有効なのかもしれません。しかし、骨盤底筋群がアウターマッスルよりも相対的に弱くなっている場合は、アウターマッスルの力は極力抜いて、インナーマッスルを使う練習(神経筋再教育)が必要だと考えます。
つまり、アウターマッスルであるお尻の力は抜いて、10~30%くらいの軽い力でインナーマッスルである骨盤底筋群だけの収縮から行っていくことが必要です!
くしゃみやジャンプで尿漏れする方、日中や夜間の頻尿が気になっているあなた、「骨盤底筋群の収縮感覚が分からないから今後が心配だわ!」っという方など、ぜひお日にちが合いましたら、マルルでお待ちしております♪
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※マルルでご対応可能な尿漏れは、腹圧性尿失禁(骨盤底筋群弱化による尿道のゆるゆる)と切迫性尿失禁=過活動膀胱(膀胱の筋肉が硬くなって膨らみにくくなっており、急にトイレに行きたくなって我慢できなくなったり、日中排尿8回以上、夜間は2回以上トイレで目が覚める頻尿)となります。溢流性・反射性尿失禁は、骨盤底筋群のトレーニングでは対応不可なため、大変申し訳ありませんが、お受けしておりません。